初夏にインフルエンザ?不思議ではない

ゴールデンウィーク前後にもかかわらずインフルエンザ発症のニュースが聞かれます。インフルエンザの流行と言えば,空気が乾燥して寒い季節,通常北半球では12月から3月,南半球では6月から9月に流行すると言われています。それでは今年の4月末からの再流行は特別でしょうか?
確かにさいたま市の月別流行推移を見てみると例年3月を過ぎてなだらかに減少、ほぼ4月半ば以降は定点当たりの報告は認めらなくなります。ところが今年の第13〜16週のグラフの拡大を見ると,16週にかけて増加傾向です。

参考に日本で最南端に位置する沖縄県の月別流行推移を見ると,さいたま同様に1〜2月にピークがありますが,初夏や夏にも流行が認められていることがわかります。
それでは世界の他の地域はどうでしょうか。

北半球のオーストラリア シドニーでは6月ごろから流行が始まり,8月にピークを迎えています。
熱帯地方のシンガポールでは,6〜7月にピークがあるものの,1年通して流行を認めています。
世界の各地域によって流行の特徴があります。
ここ最近の温暖化現象,東日本も熱帯地方のシンガポールまでの流行状況には至らないとしても。
まずは沖縄の状況に近づいていくことが予想されます。

そしてさらに念頭に入れて置くべきことがあります。それは海外との交流機会の増加です。
次のグラフは平成に入ってからの日本を訪れる外国人の数と日本から海外へ出国していく日本人の数の推移です。その合算数は毎年増加傾向で,特にここ数年は訪日外客数が急激に増えてきています。

その中でもアジアからの訪日客数の増加が特に多く、2018年では熱帯地方であるタイ,シンガポール,マレーシア,インドネシア,フィリピンからの数は全体の10.2%に及びます。ほぼ1年流行をしている国々との人々の交流も増え,日本でも1年通じて散発的にインフルエンザが発生する機会も多くなっていると言えます。「冬の風邪=インフルエンザ」とういう単純な図式のみでは診断には至らなくなっていることは間違いありません。

令和元年年5月7日

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