2025年に6年ぶりに改訂された高血圧治療ガイドラインでは、年齢に関係なく統一された降圧目標が設定されました。この改訂は、患者様の健康管理において重要な転換点となります。以下に、今回のガイドライン改訂のポイントと早期治療の意義について解説します。

高リスク*の高値血圧(130〜139/80〜89mmHg)や低・中等リスクの高血圧(140/90mmHg以上)の場合、生活習慣改善指導後1カ月以内に再評価し、必要に応じて薬物療法を開始します。
*脳心血管病既往、心房細動、糖尿病、蛋白尿のある慢性腎臓病のいずれか。または「65歳以上」「男性」「脂質異常症」「喫煙」のうち3つ以上がある。

生活習慣の改善は、高血圧予防や降圧薬開始前のみならず、降圧薬開始後も持続することが重要です。
早期治療を行うことで、30カ月後の追跡調査でも効果の持続性が確認されています。

降圧目標を130mmHg未満に設定することで、脳心血管イベントを17%、心血管死を26%減少させることが示されています。

根拠となった論文では12試験、計42,722人のデータ分析が行われています。
高血圧は放置すると、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患を引き起こすリスクがあります。今回のガイドラインでは、診断直後の早期治療が数年後の健康状態に大きく影響することが強調されています。厳格な降圧治療を行うことで、ふらつきなどの低血圧症状の出現が増加する可能性があります。そのため、治療開始とともに個々に有害事象がでないように確認しつつ治療を進めていく必要があります。日本の血圧管理状況は、主要経済国の中では見劣りするものでした。今回のガイドラインでは国民や医療者への意識改革を促すものとしての方向性が示されたものと理解できます。
「かがやきクリニック川口」では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立て、生活習慣改善のサポートや薬物療法の適切な導入を行っています。
当院では、最新のガイドラインに基づいた治療を提供し、患者様の健康をサポートします。特に、早期治療の重要性を重視し、個別化された治療プランを提案しています。
高血圧が気になる方、健康診断で血圧が高めと言われた方は、ぜひ一度ご相談ください。