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外来待合い感染を防ぐ! 新型コロナウイルス

7年前の2013年5月 WHO年次総会においてマーガレット・チャン前事務局長が「現在、最大の懸念は新型コロナウイルスである。一つの国で対応できるものではなく、全世界の脅威である。」とスピーチをしました。残念ながら複数の国の「統治者の自国」第一主義の結果、まさにその脅威が今、世界に拡散し続けています。SARSウイルスと違って、無症状で長期にわたり体内に存在することができるウイルスの特性を考えてみると、今シーズンのみの脅威とは言えません。

幸い新型コロナウイルスの感染者の気道上皮からのウイルス排出量はインフルエンザの100分の1と言われています。すなわち通常の環境ではインフルエンザよりも感染力が弱いと言えます。その結果、ニュースでも報道されているように感染者の8割が他人に感染させていないのです。
その代わりにクラスターと呼ばれる感染集団が発生していることも事実です。なぜ、集団感染は起きてしまうのでしょうか?
第一に俗にエアロゾル感染と呼ばれている従来の感染様式とは違う感染伝播様式です。

通常の環境では、咳などで飛散した飛沫は、水分を多く含み、ほぼ1m程度で落下するため、2mの距離があれば吸い込むことはありません。そして乾燥した飛沫核で感染する空気感染は、結核や水痘などに限定されています。コロナウイルスは空気感染しません。
微小エアロゾルというべき感染は、この飛沫と飛沫核の中間に存在し、湿度の高い閉鎖空間において空中を数時間漂うことで感染すると考えられています。今回の新型コロナウイルスで、ドラムを用いた相対湿度65%の閉鎖空間での実験にて、数時間にわたり空気中を漂うことが報告されています。次に環境汚染を介して伝播する接触感染です。ウイルスが数日間は室温にてプラスチック、金属、木材表面に生存します。

すなわち感染防止に重要なことは、空気のよどみを作らないように一定方向に流す換気と人が触れる環境表面の清拭消毒を行うことです。待合い感染防止策は、職員による細目な定期環境消毒と今回の流行を受けて新規に増設した換気システムです。

一定の空気の流れを常に作り,フィルターを通して外気に流します。同時に除湿により室内湿度を一定以下に保つことで、微小エアロゾルの漂流を発生させない環境としています。(天井設置排気管フィルター付き湿度調整排気ユニット

最後にこのグローバル社会において、今回のような新興感染症と人類が戦って生き残っていくためには、抜本的な世界各国の秩序と価値観の見直し、全世界の共通理念の確立、そして医療体制の改革がまさに迫られています。

2020年4月6日

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