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まだ間に合う!糖尿病、尿検査が重要

平成25年の厚生労働省による国民健康・栄養調査の概要によると、糖尿病が強く疑われる者(糖尿の治療中、もしくはヘモグロビンA1c 6.5%以上の者)が、男性の16.2%,女性の9.2%という報告があります。まさしく国民病であり、さらには自覚症状もなく、深刻な合併症を引き起こす魔の病と言えます。今回は代表的な合併症である糖尿病腎症について触れてみたいと思います。

透析導入患者の原因疾患割合

グラフのように1998年以降は透析導入患者さんの原因疾患の第一位が糖尿病腎症です。毎年、透析を始める方の4割強が糖尿病を患っていた患者さんです。そして次のグラフにあるように、透析を始めてからの生存率は改善傾向にあるものの、5年生存率は6割弱、約半数の方の導入後の生存率は7年という状況です。

透析導入後(1・5・10・15・20・25・30年)生存率 過去30年の推移

腎臓は毎日、献身的に無言で働いています。
腎臓の血管や尿細管にダメージが出ても、自覚症状はありません。尿中にでているアルブミン量が少ない時期であれば、その後の血糖コントロールをしっかり行うことで腎臓へのダメージの改善が期待できます。まだUターンが可能です。

透析への崖っぷちに追い込まれて

糖尿病治療を受けている患者さんには定期的な尿検査、尿中のアルブミンとクレアチニンを調べることが不可欠です。糖尿病腎症の進行具合を評価できる道しるべです。3か月に1度、少なくても年1回以上調べましょう。
糖尿病腎症が進行することで、心血管合併症の危険度も増大することが知られています。
しっかりとした血糖コントロールはもちろん、血圧の管理も重要です。腎機能に見合った降圧剤の併用療法が必要になります。

2015年9月1日

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