主な検査・検査機器
緊急血球自動測定装置
高熱が続くとき、体内の白血球数を調べます。
顔面蒼白、息切れが強く、かなりの貧血を疑うときには、赤血球数やヘモグロビンなどの検査を行います。
緊急生化学自動分析装置
ドライケムと言って、水を使わないで検査が可能なため、 (震災などの災害の水供給がない場合でも検査が可能)大学病院や救急病院の緊急検査室などで使われているものです。
心筋梗塞、急性肝炎、急性腎不全、重症肺炎などを疑ったときに、筋肉由来の酵素、肝機能、腎機能、炎症の程度を至急で調べることができます。
富士ドライケム IMMUNO AG1
フジフィルムが開発した銀増幅高感度イムノクロマト迅速検査で、テレビでも放映されている分析装置です。インフルエンザウイルスに結合した抗体を銀粒子を用いて大きく見せることで、従来の検査の十数倍の感度に向上しています。
その結果、「熱発してすぐに病院へ行ったけど、明日また来るように言われた。」というケースでも、熱発して数時間で陽性になります。
骨塩定量検査(骨密度検査)
X線を用いた骨塩定量検査(骨密度を調べます)ができます。骨粗鬆症の診断が可能です。 骨密度は成人(20〜40歳)の平均値(基準)と比較して%で示します。
基準値の80%以上は正常です。70%未満の場合は骨粗しょう症と診断できます。70〜80%は要注意のレベルです。
ADAs-Jcog. DT-Navi (アルツハイマー型認知症の認知機能評価)実施システム
認知症の中で最も多いアルツハイマー型の症状の程度を記憶、言語、行為などから評価を行うシステムです。
認知症の薬の効果を経時的にみていくことができ、国際的に広く使われています。