院内感染を起こさせない!ブロック!
新型コロナウイルスの流行が終焉しない中,日常生活を工夫することで健康に生活をしていくことを続けなければなりません。ウイルスの特性から発熱の見られない方でも、また症状発現前から感染性が認められることから、「ユニバーサルマスク」という概念が普及しました。クリニックの外来にも昨年春に強力吸引型空気清浄機+天井換気の増設を行い、室内空気のよどみを起こさない室内空間としました(2020年4月6日かがやきニュース:外来待合い感染を防ぐ!新型コロナウイルス)。
さらに新規の設備や工夫も取り入れております。まずは基本的な手指消毒ですが、待合室の入り口、受付、そしてトイレ前とヒトの導線に沿って消毒用アルコールを設置しています。そしてロビーベンチは飛沫拡散防止のためのパーテンションで区切られます。
待合室にはウシオ電機製のウイルス抑制・除菌用紫外線照射装置i(アイ)シリーズを導入しています。昨年11月NHKスペシャル「新型コロナ全論文解読〜AIで迫る 今知りたいこと」の番組で紹介されたコロナウイルスに有効で人体には安全な波長である222nmの紫外線照射装置です。
待合空間・椅子等の環境のウイルス駆除を継続的にしています。
さらに発熱・感冒様症状のある患者様の待合には、HEPAフィルター内臓のパーテンション(オリエンタル技研工業製)を設置しています。口などから発生される呼気を背後から吸い込み、フィルターでろ過して,ウイルスの存在しない空気を窓側に出しています。
HEPAフィルターによる空気清浄は,感染症指定医療機関などにおいて結核など空気感染を起こす病原体に罹患した患者様の個室で行われてきた手法です。ご自身の健康のため、基礎疾患の治療の継続、そして体調不良時の一歩が遅れないように医療機関への受診を心がけましょう。
令和3年4月5日